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手描き武者のぼり|いわき絵のぼり吉田 絵師・辰昇

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牛若丸と弁慶 ──「柔よく剛を制す」の武者絵として今も愛される図柄CONCEPT

牛若丸と弁慶五条大橋の図室内用いわき絵のぼり辰昇作
・牛若丸と弁慶図|いわき絵のぼり吉田作品

平安末期の逸話として語り継がれる「五条橋の出会い」

—— 牛若丸(源義経)と武蔵坊弁慶の出会いは、平安時代末期の伝説として広く親しまれてきました。
五条大橋におけるこの有名な場面は、長い年月を経て、絵巻物・歌舞伎・浄瑠璃などの舞台芸術はもちろん、江戸時代の武者絵や絵のぼりにも繰り返し描かれてきた名場面です。

弁慶の刀集めと牛若丸との運命的な邂逅

—— 伝説によれば、破戒僧であった弁慶は「千本目の刀」を求め、五条橋で通行人に次々と戦いを挑み、すでに999本を集めていました。
そこへ現れたのが、被衣(かずき)をまとった華奢な少年・牛若丸。
弁慶が薙刀で襲いかかるも、牛若丸は身軽な体さばきで翻弄し、ついに打ち倒します。

力ではなく、技と機転によって勝利を収めた牛若丸の姿は、「柔能制剛(柔よく剛を制す)」という言葉そのもの。
敗北した弁慶は深く感服し、以後は牛若丸の忠臣としてその生涯を支える存在となります。

江戸時代の絵のぼりにも好まれた主題

—— この一騎打ちは、江戸時代の絵のぼり文化においても特に人気の高い題材でした。
幼いながらも知略と敏捷さで大男を退けるという構図は、子どもの健やかな成長や将来の飛躍を願う節句飾りにふさわしく、「武者のぼり」の定番として広く描かれました。

本図の描写について

—— 本作《牛若丸と弁慶五条大橋の図》では、弁慶の薙刀を軽やかにかわす牛若丸が、被衣を脱ぎ捨てる決定的瞬間を描いています。
江戸後期の歌川派に見られる構図と筆致に私なりの解釈を加え、室内飾りとしても映えるよう設計した一幅です。
若武者の躍動感を描き出しつつ、古典的な武者絵の精神を、現代にふさわしいかたちで再構築しています。


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