—— 「龍虎相打つ」とは、
同じほどの力を持つ者どうしが激しく争う様子を表す言葉です。
龍は天を司る存在、
虎は地を象徴する存在とされ、
その対峙は、
自然界における力の均衡や拮抗を示すものとして捉えられてきました。
—— 龍虎図の起源は、
古代中国の「四方四神」の思想にさかのぼります。
東の青龍、南の朱雀、西の白虎、北の玄武──
これらが世界の四方を守るという観念の中で、
とくに青龍と白虎は、
対となる存在として強く意識されるようになりました。
やがてこの二つを組み合わせた図が、
象徴的な構図として描かれるようになります。
—— 日本では戦国時代以降、
龍と虎の勇猛な組み合わせが武家の美意識と結びつきました。
水墨画として襖や屏風に盛んに描かれ、
武威や権威を示す象徴として用いられます。
その流れは、
武家の旗指物や、さらに節句の絵のぼりへと受け継がれていきました。
—— 龍虎図は、
墨一色の濃淡によって迫力を表現する図柄です。
そのため、
筆の運びや墨の使い方ひとつで印象が大きく変わり、
絵師の技量が強く表れる主題とされています。
古くから多くの絵師がこの題材に挑み、
それぞれ独自の表現を生み出してきました。
—— 絵のぼりに描かれる龍虎には、
子どもが力強く、勇気を持って生きてほしいという願いが込められています。
天と地を象徴する二つの存在が向き合う姿は、
困難に立ち向かい、自らの力で道を切り拓くことの象徴でもあります。
—— 絵のぼりの制作やご相談については、
下記よりご案内しております。
まだ具体的にお決まりでない方も、
どうぞお気軽にお問い合わせください。
文・辰昇|絵のぼり絵師
福島県いわき市
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松重豊さん出演「福島豊」Youtubeシリーズにて、
絵のぼり工房として紹介されています。
工房訪問回および絵のぼりのお披露目回です。
人の集まるハレの場を象徴する、ユーモラスな「旗印」として。
松重豊さんが工房へ(第7話)
絵のぼりお披露目(第8話)