杉並の「子育て八幡さま」として親しまれる大宮八幡宮様に奉納した扁額には、震災を経て育まれた祈りが、静かに息づいています。
神功皇后と幼い応神天皇の像に、子を守り育てる願いを重ねながら——伝統の筆致と、現代を生きる私たちの想いが、一枚の絵に宿るまでの過程を綴りました。
・扁額「子守神功皇后之図」辰昇作 2013年
武蔵国八幡一宮 大宮八幡宮の鳥居
・大宮八幡宮拝殿(2013年)
・八幡太郎義家図幟 / 神功皇后図幟 2010年
・子守神功皇后之図 大宮八幡宮奉納式(2013年)
・子を守る「子育て八幡さま」にふさわしい図像として
・拝殿に掲げられた「子守神功皇后之図」
・「子育て八幡様」を現代の視点で表現
・神功皇后の柔和な表情
・武内宿禰──暗雲を振り払うお姿として鋭角に
・絵巻物を意識した、暗雲を払いのける描写
・包容力を表現するため、丸くおおらかに
・武内宿禰の笑み(能面より引用)
工房をご見学いただいた方の投稿より(@irodori_koinbr 様):
「絵幟の歴史を堪能出来る空間でした。鍾馗幟旗は生で見ると迫力がヤバかったです。生で見なきゃもったいないです!」