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手描き武者のぼり|いわき絵のぼり吉田 絵師・辰昇

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武者絵のぼり(いわき絵のぼり)の仕組と立て方

—— 武者絵のぼりは、
竿・回転筒(クルリ)・乳などの部品によって掲揚されます。

このページでは、
いわき絵のぼりの基本的な構造と、設置方法のポイントを解説します。

仕組の概要

武者絵のぼりは、竿・回転筒(クルリ)・乳などの部品によって掲揚されます。
以下の図は、いわき絵のぼりの基本構造を示したものです。

武者のぼりの仕組み図|クルリ・乳・子持ち(二引)・竿・土台の名称武者のぼりの立て方|仮固定部を外して竿を倒し絵のぼりを取り外す仕組み

このように竿全体を上げ下ろしする方式は、
地面に竿を置くスペースが確保できる場合におすすめです。

・いわき絵のぼり(辰昇作)標準サイズ
 約4.5m × 0.7m


・4.5mを超える場合は、揚揚器具の使用を推奨します。

・設置工事については、最寄りの工務店などにご相談ください。

解説動画
武者のぼり(いわき絵のぼり)を立てる様子

いわき絵のぼり(武者のぼり)各部解説

家紋

お子様の家紋や、贈り主の家紋を入れることがあります。
(地域の風習により異なります)

武家の旗では家紋が持ち主を示す印として用いられ、絵のぼりでもその名残りとして家紋が入れられてきました。

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絵のぼりを竿に通すための輪です。
布から突き出した形が乳房に似ている事から、この名で呼ばれます。

当工房の標準タイプは、
竿の直径7cm以下に対応しています。

子持(二引)

戦国時代には、陣幕や旗指物に魔除けの意味を持つ文様が用いられました。
その代表的なものが、二本の線から成る 引両 です。

横長の二本線は自然の風景の中で強い人工性を持つ形となり、陣の場所を示す目印として機能しました。
こうした境界を示す線は結界の意味を持つとも考えられています。

絵のぼりでは、この二本線を 子持(二引)と呼び、上の線が父、下の線が母を表すと伝えられています。

クルリ(竹筒)

風を受けたとき、絵のぼりが回転するための部品です。

風圧を和らげる効果があります。

横棒を通した竹筒を竿の先端にかぶせて使用します。

当工房の適合サイズ
・外側直系7cm以下
・横棒 約1.3m

竿(さお)(ポール)

竿の長さは、絵のぼりより1.5〜2mほど長く作ります。

杉や竹など、
まっすぐで節の少ない材を用います。

当工房の絵のぼり4.5mに適合するサイズ
・長さ6m以上
・直径5〜7cm程度

図像

子どもの成長祈願を表すさまざまな吉祥図が描かれます。

古くは絵師が手がけていました。


鍾馗/源頼光/金太郎/神功皇后 など

コバタヤグラ

竿を固定するための土台です。

杭を地面に打ち込み、
杭下部と竿をボルトで連結します。

竿の上部は、
ボルトやロープなどで着脱できる形に連結します。

※いわき地方では、絵のぼりを「コバタ(小旗)」と呼ぶことがあり、
そのため土台を「コバタヤグラ」と呼んでいます。

仮固定部

竿を倒して、絵のぼりの上げ下ろしを行うための固定部です。

ボルトやロープで
着脱できる構造になっています。

竿の準備チェック項目

1|木製竿を倒せるスペースはありますか?

竿は、絵のぼりより
1.5〜2mほど長くなります。

竿を横に倒すためのスペースが必要です。

スペースが確保できない場合は、
市販の金属製ポール(組立式)も利用できます。

2|必要な部品

・竿
・クルリ
・土台杭

絵のぼりが
約4.5mより大きい場合は、
揚揚器具も必要になります。

3|電線や樹木はありませんか?

風で接触しない場所を選びましょう。

4|上げ下ろしをまめに

強風・雨天・夜間は
掲揚を控えてください。

5|参考:お客様の飾り方

初節句やお祝いの風景など、
お客様からお寄せいただいた写真をご紹介しています。

6|近年は室内用絵のぼりも選ばれています

節句の象徴となる武者のぼりを、
室内に飾る形式も増えています。

武者のぼりに使われる金属ポール

近年は、メーカー製の
武者のぼり用金属ポール(組立式)も利用されています。

参考までに、
人形店の通販サイトなどでも取り扱いがあります。

よくあるご質問

Q. 木製のぼり竿は、どこに注文すれば良いですか?
A. 最寄りの工務店や木材関連業者へご相談ください。

竿は
絵のぼりより1.5〜2m長く作ります。

材質は杉や竹が一般的です。

回転筒(クルリ)は、
竹製のほか、塩ビパイプで加工される場合もあります。

安全な施工について

※竿や土台の設置は、
工務店などの専門業者へご相談ください。

お客様ご自身で設置された竿・土台による
事故や損害については、当方では責任を負いかねます。

安全面には十分ご配慮のうえ、設置をお願いいたします。

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松重豊さん出演「福島豊」Youtubeシリーズにて、
絵のぼり工房として紹介されています。
工房訪問回および絵のぼりのお披露目回です。

人の集まるハレの場を象徴する、ユーモラスな「旗印」として。

松重豊さんが工房へ(第7話)

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絵のぼりお披露目(第8話)

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クルリ(竹筒)の解説 乳の解説 竿の解説 仮固定部の解説 家紋の解説 子持ち(二引)の解説 図柄の解説 コバタヤグラの解説 武者絵のぼりの各部名称 いわき絵のぼり吉田