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手描き武者のぼり|いわき絵のぼり吉田 絵師・辰昇

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昇り龍の由来
── 天へと昇る姿に託す、大願成就と人生の祈り
CONCEPT

昇り龍図室内用いわき絵のぼり辰昇作
・昇り龍図 節句のぼり|いわき絵のぼり吉田作品

心願成就祈願~昇り龍図に宝珠が描かれない理由とは?

龍とは何か — 古代から信じられてきた守護の存在

—— 龍は、古代中国の「四方四神(しほうししん)」に登場する聖獣のひとつであり、
東方を守護する青龍(せいりゅう)として知られています。
日本では古くから、水を司る神・雨乞いの神・農耕を支える守り神として人々に親しまれ、さらに絵画や工芸の世界では、吉兆をもたらす瑞獣として、縁起物の題材としても多く描かれてきました。

「昇り龍」とは — 宝珠を渡して、天へ還る龍神の姿

—— 絵のぼりに描かれる「昇り龍」は、ただ空に向かって舞い上がる龍ではありません。
それは、地上に降り立ち、人々に「如意宝珠(にょいほうじゅ)」を授けた龍が、願いを叶え終え、天へと昇っていく姿を表しています。

このため、伝統的な「昇り龍図」には、龍の手に宝珠が描かれないことが多くあります。
宝珠はすでに人々の手に託され、龍はその役目を終えて、悠々と天に帰っていくのです。

昇り龍の由来と意味 — 登竜門伝説と心願成就の象徴

——「龍」は、もうひとつ別な言い伝えに基づいて描かれる事があります。
それは、滝を登りきった鯉が龍になるという中国の「登竜門伝説」です。

この伝承では、力強く流れに逆らい、滝を登りきった鯉が、
やがて天に昇る龍となり、神格を得るとされています。

こうした由来から、端午の節句に飾られる「昇り龍」は努力・出世・大願成就・健やかな成長など、
人生の節目にふさわしい祈願の象徴として、絵のぼりに描かれてきました。

昇り龍図 — 辰昇作 室内用いわき絵のぼり

—— 本作では、伝統的な筆法に則りつつ、天へ向かう龍の気運と清らかな構図によって、
日々の祈りの中に自然に寄り添う一枚として仕立てております。

節句飾りとして、また人生の門出や心願成就を願う場にもふさわしい絵のぼりです。


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