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手描き武者のぼり制作いわき絵のぼり吉田 三代目絵師辰昇

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▽古作の武者絵のぼり各種

04.木版画の五月節句幟(せっくのぼり)-歌川芳虎 浮世絵師 非売品

浮世絵版画の節句幟 歌川芳虎

浮世絵師による木版画の五月節句幟

  • 題名:五月節句幟
  • 時代:安政3年(1857年)頃
  • 産地:江戸
  • 作者:歌川芳虎
  • 素材:和紙
  • 技法:木版画浮世絵(玩具絵)
  • 寸法:約37×約25cm
  • 所蔵:いわき絵のぼり吉田

江戸時代の木版画の五月節句幟

木版画の五月節句幟について、その歴史を紹介します。
江戸時代の庶民とって、初節句に実物の絵のぼりを飾ることは容易ではありませんでした。
この作品は、購入者がハサミなどを使って切り取り、ミニ絵のぼりを組み立てるための木版画です。
これは、浮世絵木版画の中で「玩具絵」として普及した形式で、江戸時代のペーパークラフトの一種です。
子供たちの遊びとして楽しまれる一方で、庶民はこのような品を節句飾りとしても楽しむことがあったのでしょう。

歌川国芳一門よるペーパークラフトミニ絵のぼり

このような玩具絵の絵のぼりは、主に幕末の歌川国芳の一門によって出版されました。
本作の作者である「歌川芳虎」は、国芳の代表的な門弟の一人です。
錦絵を多数制作し、武者絵や文明開化の絵画に長けていました。
なお国芳の門弟には、玩具絵で名をはせた名手として、歌川芳藤という人もいました。
一門で色々な画題を描きわけてシリーズ出版していたのです。

江戸中期には木版画の絵のぼりがあった

木版画の五月節句幟には、長い歴史があります。
江戸中期の18世紀前半には、浮世絵の鳥居派によってすでに版画として制作されていました。
それに用いた大型の版木は、ボストン美術館に所蔵されています。

いわき絵のぼり吉田 絵師辰昇(しんしょう)

→Wikipedia歌川芳虎のページを見る
⇒Wikipedia歌川派のページを見る
→Wikipedia玩具絵のページを見る

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この記事の執筆者:いわき絵のぼり吉田の絵師辰昇(しんしょう)

手描き武者のぼり「いわき絵のぼり吉田」。福島県指定伝統的工芸品。
絵師辰昇(しんしょう)による肉筆(手描き)絵のぼりの世界をご覧下さい。

いわき絵のぼり絵師辰昇プロフィール(代表作/鍾馗幟)
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