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手描き武者のぼり制作いわき絵のぼり吉田 三代目絵師辰昇

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▽古作の武者絵のぼり各種

14.四代目鳥居清忠-鍾馗図(しょうきず)座敷幟(ざしきのぼり) 非売品

鍾馗図座敷幟 四代目鳥居清忠01
  • 題名:鍾馗図座敷幟
  • 時代:明治~昭和初期
  • 産地:東京
  • 作者:四代目鳥居清忠
  • 素材:縮緬
  • 技法:肉筆(手描き)
  • 寸法:約50×約36cm
  • 付属:家紋幟2旒
  • 所蔵:いわき絵のぼり吉田

四代目鳥居清忠氏による節句幟

鍾馗図座敷幟 四代目鳥居清忠02

古典的な風格ある描法

本作の画風を見て、浮世絵ファンの方は、馴染みがあるかもしれません。
俗に「瓢箪ひょうたん蚯蚓みみず描き」と呼ばれる特徴的な描法です。
じつはこちらの制作者は、浮世絵師/画家の四代目鳥居清忠氏です。
清忠氏は、歌舞伎座の看板絵や浮世絵を代々手がけてこられた、鳥居派の七代目当主でもあります。
本来は近代的な画風の方ですが、力のみなぎった鍾馗様は、まるで18世紀江戸中期の風格を感じます。

小型室内飾りの魅力と歴史

ところで明治から昭和初期にかけて縮緬生地に描かれたこの絵のぼり。
実は室内で飾るための小さなサイズなのです。
このように小さなタイプの絵のぼりは、江戸時代の中期ごろから定着していきました。
また小サイズであるがゆえに、画家による制作が多い事でも知られています。
このタイプは通称、座敷幟や内幟として知られています。
鍾馗図座敷幟 四代目鳥居清忠 落款
四代目鳥居清忠師の落款

画家への特注品のため家紋(のぼり)は別誂え

鍾馗図座敷幟 四代目鳥居清忠03

贅を凝らした小型絵のぼり

ところで本作には、共に飾られた小型の家紋幟も2本伝わっており、これらは鍾馗幟と材質の異なる正絹製です。
おそらく、販売店か顧客側が独自に用意したものでしょう。
意外に思われるかもしれませんが、このような座敷飾りの小型絵のぼりは、高名な画家によって制作される機会が度々あったようです。

いわき絵のぼり吉田 絵師辰昇(しんしょう)

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