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手描き武者のぼり(節句の五月幟)制作 いわき絵のぼり吉田 武者絵.com

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07.鍾馗図幟(しょうきずのぼり) 無銘 非売品

鍾馗図幟 無銘 明治後期~昭和初期
鍾馗図幟(しょうきずのぼり)(手描き)無銘。
明治後期~昭和初期。
約330×約190cm。木綿製。

絵のぼり吉田蔵

江戸期の雰囲気だが、もう少し新しい作

このように細長ではないタイプの絵のぼりを、四半旗(しはんき)と呼びます。
昔の鍾馗幟(しょうきのぼり)に多い形式で、床一面の巨大サイズの本作も一見すると江戸期。
ところが縫製にミシンが使われている事から、明治後期~昭和初期の作だという事が分かります。

鍾馗幟(しょうきのぼり)の生産地は?

鍾馗幟の生産地は?

絵のぼりに落款はなく、生産地も不詳。
一般に鍾馗(しょうき)(のぼり)は四国や九州地方で少なく、関東周辺で多かったようです。
昔の風習を尊重したつくりなので、都市部以外の地方で飾られたのかもしれません。

紐飾り(願掛けの刺繍)

江戸期絵のぼりの紐飾り(願掛けの刺繍)1
江戸期絵のぼりの紐飾り(願掛けの刺繍)2
輪に刺繍された幾何学模様

本作は他にも特徴が。
(のぼり)の竿を通す輪(乳)に、願掛けの刺繍がしてあるのです。
これも江戸期の絵のぼりに見られるもので、ミシン縫製の新時代に伝統を大切にしていた購入者の姿が浮かびます。
武士の旗指物(はたさしもの)や、子供の着物にも同様の刺繍文化がありました。

2017.11.23 いわき絵のぼり吉田 絵師辰昇(しんしょう)

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江戸期の絵のぼり収集記
150年以上眠っていた、江戸期の絵のぼり。
収集品から制作者の謎をひも解く。
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