〒971-8182 いわき市泉町滝尻字根ノ町73
▽古作の武者絵のぼり各種 |
14.四代目鳥居清忠-
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四代目鳥居清忠氏による節句幟 |
古典的な風格ある描法本作の画風を見て、浮世絵ファンの方は、馴染みがあるかもしれません。俗に「瓢箪足蚯蚓描き」と呼ばれる特徴的な描法です。 じつはこちらの制作者は、浮世絵師/画家の四代目鳥居清忠氏です。 清忠氏は、歌舞伎座の看板絵や浮世絵を代々手がけてこられた、鳥居派の七代目当主でもあります。 本来は近代的な画風の方ですが、力のみなぎった鍾馗様は、まるで18世紀江戸中期の風格を感じます。 小型室内飾りの魅力と歴史ところで明治から昭和初期にかけて縮緬生地に描かれたこの絵のぼり。実は室内で飾るための小さなサイズなのです。 このように小さなタイプの絵のぼりは、江戸時代の中期ごろから定着していきました。 また小サイズであるがゆえに、画家による制作が多い事でも知られています。 このタイプは通称、座敷幟や内幟として知られています。 |
四代目鳥居清忠師の落款 |
画家への特注品のため家紋
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贅を凝らした小型絵のぼりところで本作には、共に飾られた小型の家紋幟も2本伝わっており、これらは鍾馗幟と材質の異なる正絹製です。おそらく、販売店か顧客側が独自に用意したものでしょう。 意外に思われるかもしれませんが、このような座敷飾りの小型絵のぼりは、高名な画家によって制作される機会が度々あったようです。 いわき絵のぼり吉田 絵師 |
▽次の古作絵のぼりを見る 15.日本神話の3本組 |
古作の絵のぼり一覧
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この記事の執筆者:いわき絵のぼり吉田の絵師
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手描き武者のぼり「いわき絵のぼり吉田」。福島県指定伝統的工芸品。 |
[伝統的な屋外庭飾り]
五月の空を勇壮に彩る、人生の門出にふさわしい「旗印」です。 福島県指定伝統的工芸品 |
初節句を彩る「いわき絵のぼり」の紹介動画です。
— いわき絵のぼり絵師 辰昇 (@enoborishinsho) March 23, 2024
これまでにお客様から寄せられた貴重な写真の数々、初節句の勇壮な雰囲気をご覧ください。#いわき絵のぼり #初節句 #こどもの日 pic.twitter.com/b5MEGGyTq7
「風神雷神図」。
— いわき絵のぼり絵師 辰昇 (@enoborishinsho) May 5, 2024
こちらは総彩色仕上げの、私が創作した風神雷神です。
風神雷神は自然をつかさどる、人知を超えた存在の象徴として描かれてきました。
有名な俵屋宗達の風神雷神図は、三十三間堂の像がモチーフになっていると言われています。#いわき絵のぼり#初節句#こどもの日 pic.twitter.com/biIMS8wSOo
室内用いわき絵のぼり「絡み獅子図」です。
— いわき絵のぼり絵師 辰昇 (@enoborishinsho) April 30, 2024
「獅子」は、五穀豊穣・魔除・安寧長寿などを願う図像です。
こちらの絵では、子供の獅子がじゃれ合う様子をイメージして描いています。#いわき絵のぼり#初節句#こどもの日 pic.twitter.com/J8xzOLc2tk
インスタのいわきFCパーク様、人形の東月さんの投稿から写真を引用です。
— いわき絵のぼり絵師 辰昇 (@enoborishinsho) April 28, 2024
今年もいわきFCパーク様で、絵のぼりを掲揚して頂いています。
ありがとうございます!#いわきFCパーク#いわきFC#浜通り交通株式会社#メガネ補聴器の内山#人形の東月 pic.twitter.com/V7D3CJyTfF
「降り龍図大幟」木綿に顔料
— いわき絵のぼり絵師 辰昇 (@enoborishinsho) April 18, 2024
作画のつづき、縦長画像です。 pic.twitter.com/e29bFdvyJW
投稿が遅くなってしまいましたが、
— 北彩養鯉 (@irodori_koinbr) April 15, 2024
先日いわき絵幟の辰昇先生の工房見学をさせていただきました。お忙しい中有難う御座いました。
絵幟の歴史を堪能出来る空間でした。
中でもやっぱり先生の作る鍾馗幟旗は生で見ると迫力がヤバかったです。
生で見なきゃもったいないです!
→続く① pic.twitter.com/Xiqx2eWxw1